Love_NEET04250129’s diary

移住女の楽しい独り言

定期的に来るラーメン欲求とわたくしの天使

10月は結局更新しなかったわ。。。

どうも、ヒモすこです。

なんなのかしらね。

暇な時に限って手は動かないというか。

あ、これが怠惰ってやつね☆

…虚しくなるからもうやめましょう。

 

 

さて、タイトルの通りなんですけれども。

しばらく食べないと物凄く身体がラーメンを欲する時ってない?

わたくしとPちゃんにも先日そんな時が来てしまったの。

Pちゃんはお仕事を半日で終える日があるのだけど、その日は外で食べましょうって話をしていてね。

ええ、具体的に何にするかは決めていなかったのよ?

でもわたくしの中ではもう揺るぎなくラーメンに決まっていたの。

山○家のプレ塩とんこつがどうしてもどうしても食べたくて。

軽く家のことやって、お化粧して、髪を整えながらPちゃんの帰りを待っていたのだけど

なんなら髪はラーメンを食べるのに邪魔にならないようきっちりローポニーにまとめていたわ。

「ただいまー」

「(はっ‼︎帰ってきた‼︎わたくしのプレ塩とんこつ‼︎)おかえりなさーい」

「ひもちゃん何食べた…」

「ラーメンがいいわ!!!!!!!!」

その瞬間、Pちゃんもにっこにこになったの。

「んふふふふ♪俺もラーメンが食べたいって言おうと思ってたの」

こうしてわたくしたちは山○家へ向かいました。

 

 

食券を買って、サービス券とって、硬め多め濃いめをお兄さんにお願いして。

目の前にプレ塩とんこつが来た瞬間のわたくしは、きっと恍惚の表情だったことでしょうね。

スープをひとくち喉に流し込み、美味しさに表情筋はゆるっゆる。

その日はカウンター席だったのだけれど、そんなわたくしを見た若いお姉さんもにこにこしてくださって。

Pちゃんも久々のラーメンが嬉しくてふるふるしていて。

わたくし、お姉さん、Pちゃんの幸せな三角コーナーが出来上がっていたのよ。

ただそんな時、なんだかもやもやっとした記憶が脳内にむくむくわき上がってきたの。

そう、あれはまだ都内に勤めていた時のことよ。

当時付き合っていた人とラーメン屋さんに行ったの。

家系のお店に初めて行ったんだけれど、美味しくてにまにましながら食べていたらカウンターの店員さんも笑顔になってくれたわ。

彼氏もドヤ顔で満足そうにしていてね笑

ただ、そんな幸せな空気をぶち壊したのもその彼氏だったのだけれど。

 

 

「あー美味しい。ラーメン屋さんで働きたい。そして仕事が終わったら毎回これを食べたい」

「何言ってんの。お前には無理だよ」

「あら、なぜ?」

「ラーメン屋でバイトする女の子は可愛くないとダメなんだよ」

「…そう」

ええ、不機嫌モード全開で口角だけ上げた笑顔を見せて差し上げたわよ。

流石に察したらしいけど、その後もアワアワしながら墓穴掘る掘る。

「そもそも愛想も必要だしさ、お前接客なんてやったことないだろ?汗焦」

『アホか。あるわボケナスが』※心の声

「体力もありそうに見えてないしさ、な?滝汗」

『ありそうに見えてって何だ?あ?喧嘩売ってるなら買うからな』※心の…

「まあほら、ラーメン啜るのもクソ下手くそだし?」

『そこはほっとけ』※…

「何か他に言いたいことはある?無いなら帰りたいのだけれどニッコリ」

「…はい」

「ご馳走様でした」

「…すみませんでした」

その後もお付き合いは続いたけど、数年後に結局お別れしたのよね。

大体お前って言ってくる人ダメなのよね。

なんでお付き合いしたのかしら。

悶々…。

 

 

「ひもちゃん、美味しいね!」

ふと我に返ると、隣でPちゃんが美味しそうにラーメンを食べているじゃない。

「ほんと、美味しい」

ニートで性格の悪いわたくし、やっぱりやっちゃうのよ。

「こんなに美味しいなら、ラーメン屋さんで働きたくなっちゃう」

ふと見渡すと、女性の店員さんは3人くらい。

みんな若くて小柄で可愛い(マスクしててもわかる!)お姉さん。

さあ、わたくしの天使は何て言うかしら?

「んー、ラーメン屋さんはちょっと心配だから他の仕事にしよ?」

「心配?」

「そりゃそうだよ。夜遅くなりそうだし、家から遠いし、ちょっと心配でしょ?」

やっぱりPちゃんはこうでないとね笑

本心は何でもいいの。

わたくしに伝わる言葉が優しいってことが大事なんだから。

「ふふ、ありがと」

「?」

ちょっとぽかんとしているPちゃんと、ラーメンを満喫したわたくし。

「次このラーメン衝動が来るのはいつかしらね」

「またタイミング合うといいねえ」

うん、いい人と出会ったわ!

 

アラフォー、移住する(オプション:無職) ⑤

ボンジュー、ヒモすこです。

…時間が経つのって早いわねえ。

 

長く続いた移住までの道もこれで最後の予定!

全部読んでくれた人がいたらありがとメルシー。

では、いってみましょ♪

 

 

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年が明ける。

それは、当時の我々の業界では単なる苦行を指しました。

晦日から3連勤するのが学習塾(あ、具体的に言っちゃったw)。

他塾さんがどうなのかわからないけど、わたくしとPちゃんが勤務していた塾はそういう感じでした。

なんていうのかしら。

「正月?知るか!!冬季講習中だし、正月なんてどうせ特に暇だろ?!受験生、勉強しに来いよ!」

みたいな講座をやるのよね。

受験生以外はお休みなんだけど、受験生は朝から晩まで地獄の特訓をする。

っていうことは、講師だって朝から晩まで授業するわけで…。

年末年始の休みでゆっくり話し合うなんてことはできなかったわけです。

わたくしは3日間Pちゃんのサポートをし、その後ゆっくり実家に新年の挨拶に行きました。

 

 

「明けましておめでとうございます」

母とお互いに挨拶し、ゆっくりダラダラする体勢に入ったわたくし。

そうなるとやっぱりすかさず聞いてくる。

母「で?話し合いは進んでるの?」

ヒ「んー、不安要素は取り除いてもらったかなって感じかなあ」

とりあえず同居はないと言うことを伝えたら、心底ホッとしていました。

母「じゃあ、ちょっと顔でも見せてもらわないとね」

ヒ「え、うちに呼ぶってこと?」

母「それはちょっと…」

そう、わたくしたちは親子揃って人見知りなのです。

なので、実家と彼の家の中間地点で食事会をすることにしました。

ヒ「でも、そういうことしちゃうとまるで決定みたい」

ははは、と軽く笑いながら言うと母は真面目な顔をして「それでいいんじゃないかなと思ってる」と言いました。

母「今時、結婚が永久就職だなんて言わないし、ダメなら帰って来ればいい。籍だって無理に入れなくたっていい。ただ、あなたの話を聞いている限りだけど多分、いい人だなと思うから。人生経験積みに行くのはありだと思わない?」

なんだかんだ、この言葉が決定打だった気がします。

ヒ「それもそうね」

 

 

食事会の日、わたくしとPちゃんと母の3人でお洒落な鉄板焼きのお店に行ったんだけれど。

多分緊張してるのわたくしだけだったわ!笑

Pちゃんと母は穏やかに話しながら食事して、わたくしは上手く回そうと必死で。

ええ、もちろん途中で気づいたわよ。

『なんだか無駄なことしてるわ』って。

コースも終わりに差し掛かった時、母が改めて

「本当にいいの?歳も上だし、親御さんがっかりさせてしまうんじゃない?」

と聞いたの。

Pちゃんは何度もわたくしに言って来れたのと同じように

「絶対にないです。驚きはすると思いますが、心から喜んでくれると思います」

と笑顔で答えてくれて、母も安堵の表情を浮かべていたわ。

帰り道、駅へ向かいながら母が

「いい人で良かった」

ポツリと呟いたのが未だに忘れられないわ。

 

 

そしてここからは退社まで仕事に追われ、退社したらしたで引越しの準備に追われ。

正直何も記憶に残らないような忙しい年度末を過ごしたわ。

過ごしたというか過ぎ去っていったって感じだったかしら。

気がついたら…1,000km離れた地に来ていたのよねえ。

 

 

これが移住の経緯です。

まだまだ「ここがわたくしの居住地!」という感じはないんだけれど、次第にそうなっていくのかしらね。

仕事が決まっていないからなのか、生活の基盤が整っていない感じがするのよ。

とりあえず今週面接だから、結果を楽しみに待っていてね。

 

 

では移住編はここまで!

次からはもっと更新頻度をあげて頑張れますように。。。

では、アデュー♪

アラフォー、移住する(オプション:無職) ④

どうも、ヒモすこです。

思いの外長くなってしまってすみません。

でもここまで来たら思う存分書き殴ろうと思います。

ではでは、行ってみましょー♪

 

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Uターンの話が出たのが年末近くの11月。

当時の我々の仕事は、職種にもよりますが9月以降が本当に忙しい業種で、休日も合わない日が続きました。

さて、どうやってゆっくり話す時間を作ろうかしら。

忙しさもあり脳が考えることを拒否したわたくしは、しばらくPちゃん本人とこの話題を避けて生活をしていました。

ただ、普段通りの生活を送っているつもりでも何となくぽーっとしていることが多くなったようで、数日後には上司に「一緒に昼飯食おうぜ」と言われてしまいました。

その日は上司と一緒にお弁当を買いに行き、空いてる部屋で食べることになりました。

ヒ「そんなに酷かった?ランチに誘うほど?」

上「ミスがあるわけじゃないけど、なんというか、雰囲気が淀んでたからさ」

ヒ「気を遣わせてごめんなさいねえ」

上「で?どうしたの一体」

ヒ「あの…、ここ辞めるかもしれないの」

上「またその話?w」←7年間くらい半分冗談で異動希望と退職希望出し続けていた

ヒ「残念、と言うべきかしら。今回はガチ案件よ」

上「…マジ?」

ちなみに上司とわたくしがフランクなのは付き合いが長いからです。

仕事中は敬意を持って接していましたよ(多分…)。

ヒ「Pちゃんが辞めるって話、知ってる?」←付き合っていることは知っている

上「え!知らない!」

ヒ「多分近々話が回ってくると思う。今年度で辞める予定なの」

上「なんで辞めるの?忙し過ぎて嫌になったって?」

ヒ「諸事情あって地元に戻らないといけなくなったみたいね」

上「…ヒモさんは?」

ヒ「まだ。一緒に来てほしいとは言われたけど、今考えてるところ」

上「遠距離とかできないだろうしねえ」(ちょっとわたくしクズだったものでね、ええ)

ヒ「すぐには決心できなくて、でもこの時期だしゆっくり話し合う時間もないし」

上「えー、俺ちょっと来年度からヒモさんいないとか想像つかないんだけど」

ヒ「大丈夫よ、本人はもっと想像ついてないどころか現実逃避してんだから」

その後はあまり会話も弾まず、2人でもそもそお弁当をいただきました。

上「…ねえ、向こうの親御さんと同居?」

ヒ「怖くて聞けてない!」

やっぱりみんな気になるのそこなのね。

 

 

大して得るものは無かったランチでしたが、やはり皆言うことは一つ。

『きちんと話し合いなさい』

やっぱりどこかできちんと話さないといけないわけですよね。

わたくしは師走になる前に話だけはしようと決心をいたしました。

そこで必要になるのが確認したいことのリスト。

先述の上司、同僚、家族、色んな人に気になることを聞いてみて、チェックリストを作ってみました。

 

①仕事はどうなるの?決まっているとは言っていたけど、なんで既に決まっているの?どんな仕事なの?

②わたくしはあなたより歳も上だし、親御さんはこんなの連れて行ったらがっかりするんじゃないかしら?

③車の免許がないわたくしは、その土地で生きていけるの?

④わたくしの仕事がなかなか見つからなくても待っていられる?

⑤同居するの?

 

やはり気になるのはこの辺りですよね。

というか、こんなことも聞いてなかったの?という感じですよね笑

ええ、わたくし逃げていましたから。

しかし話し合いの機会は案外すぐやってまいりました。

 

 

そろそろ11月も終わる頃、Pちゃんが珍しくお休みの日曜日があったのです。

ひとまずお昼までゆっくり寝て、のんびりUberでその日のお昼ご飯を決めて。

食べたらどう切り出そうか考えていましたが、Pちゃんの方から話をしてくれたのです。

「こないだの話なんだけど、どうかな?」

背の高いPちゃんが小さくなりながら聞いてくる姿がなんとも言えず、思わず即答で行くよ!って言いそうになりましたが我慢。

「いくつか聞きたいことがあるんだけど、いいかしら?」

ここでとうとう5つの質問をぶつけてしまったのです。

以下Pちゃんの回答。

 

仕事は?

Q.知人から母に『事務仕事含めて色々やってくれる人いない?』って泣きつかれたらしい。いい機会だから息子呼び戻してそこに就職してもらって、こっちに帰ってきて貰えば安心!『うちの子に話してみるわね!』という流れからトントン拍子で決まったらしい。

→Pちゃん曰く、母「私も身体のこと心配だし帰ってきてよ」P「そっちは仕事もないのに無理だよ」母「大丈夫!見つけてきたから!」って外堀固められてしまったとのこと

わざわざ年増連れて帰らんでも…

Q.それは絶対心配ない!むしろ喜ぶと思うからそれは全力で安心して!

免許なくて生きていける?

Q.公共交通機関を使ってもらうこともあるけど、俺もサポートする。大丈夫って言いきれない部分もあるけど、頼ってくれていいからね。

我、しばらくニートぞ?

Q.もちろん待つ!大丈夫!ゆっくりでいいよ。

同居…か?

Q.しない!ていうか俺が無理!親からもその要請は来てないよ。何かあったときにパッと行ける距離にいて欲しいってことだから。

 

 

みなさま、おめでとうございます。

同居はありませんでした!!!!

ふふふ、一安心ですね。

さて、あとは決断するのみ。

それがなかなかできず、そのまま年が明けていきました。

 

 

*****

 

 

次でこのシリーズはおしまいよ♪

なるはやでアップするので読んでもらえたら嬉しいわ。

では、アデュー♪

アラフォー、移住する(オプション:無職) ③

続きものです。

どうも、ヒモすこです。

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すごい勢いで時間て過ぎ去るのね。。。

 

懲りずに付き合ってくださる皆さまありがとう。

ではでは、本日もいってみましょー♪

 

 

週末の業後に実家へ帰ったわたくし。

優しくて聖母のようとかではないけど、世話焼きでまあまあ可愛げのある母は夕飯を準備しながらわたくしを待っていました。

食事を摂りながらなんて切り出そうか悶々としたのを覚えています。

「ちょっと、眉間に皺寄せて食べるのやめて」

「あら、ごめんなさい」

「え、素直に謝るとかちょっと不気味」

「乙女にはそんな日だってあるのよ」

「年齢考えてーよくよく考えてー本当に注意してー」

「しつこい!」

ニヤニヤと楽しそうな母だけど、移住なんて言ったら悲しそうな顔をするのかしら。

そう思うと、その日は何も言えずに寝ました。

 

 

『金曜の夜に実家に帰る→ダラダラして土曜の夜に同棲先に帰る』が毎週のルーティンだったのですが、流石に自分の腹の中に留めておくのも限界を迎えた土曜の昼過ぎ。

わたくしは意を決して母に言いました。

「ちょっと話があるんだけど」

「あらあら、ついに結婚?」

ちょっと茶化しながらもわたくしの方に向きなおる母。

ただ脳内のわたくしはパニックでした。

 

 

え、結婚?

いやいや、移住するって話よね?

すかさず脳内のわたくしAはツッコミます。

バカなの?職を捨て、故郷を捨てて男について行くのよ?

そこに結婚が無かったら何のためにあんな辺境の地へ行くの?

ちょっとAちゃん、辺境の地は言い過ぎよ。

そして脳内のわたくしBは追い詰めます。

え、俺についてこいがどんな意味かわからないとかある?

いくら結婚から逃げ続けてきた40年…近くとはいえ、流石に理解できるでしょ?

Bちゃん、言い方考えてくれないとわたくしえぐられちゃうわ。

この脳内会議(というかただのフルボッコ)を終えたわたくし。

母に発した言葉は

「やっぱり結婚するしかないのかしら?」

という間の抜けたものでした。

え、母の回答?

「知らんがな」

でしたわよ?

 

 

「何がどうなってそういう話になったのか、一から説明してみなさい。聞いてあげるから」

と言う母に、Pちゃんから聞いた話と一緒に来てほしいと言われたことを伝えました。

「えー!!次男じゃなかったの?!」

うん、やっぱそこよね最初に思うの。流石わたくしの母だわ。

お兄さんではなくPちゃんが帰る理由なども説明した上で、

「ついてきてほしいと言われたわ」

「あらまあ、そりゃ大変ねえ。いつ頃行くの?」

「Pちゃんは年度いっぱいで今の仕事辞めて地元に帰るって」

「意外とすぐじゃない?仕事あるの?」

「仕事は決まってるみたい。だからそこは心配しないでって言われた」

「家はどうするの?まさか同居?」

「そこは聞いてないけど同居は困るわね…」

「で?あんたはいつ行くの?」

「まだ行くって言ってないわよ?」

「へ?」

「え?」

「行くんでしょ?」

思いの外穏やかに話す母。

今思えば多少無理していてのかしら。

「あのね、流石に迷わせてくれない?どれだけ離れた場所に行くと思ってるの?」

「ま、後悔しないようにしないとダメよね」

母の顔は、わたくしなんかよりよっぽど覚悟を決めた女の顔をしていた気がします。

その後は普段通り、二人でダラダラしながら夜まで過ごしました。

夜になって同棲先に帰る時間になった時、玄関まで見送りに来た母が

「まずはPちゃんとたくさん話し合いなさいね。自分の頭の中だけで溜め込んだって意味ないからね」

「うん、そうする」

そうしなきゃいけないのはわかってるんだけどなあと思いながら、まだまだまとまるわけもなく。

重い体を引きずるように電車に乗ったのでした。

 

 

*****

 

 

って、また長くなってしまったわ。

わたくし文章をまとめるのが下手なのね。

まあ何事も勉強よね!

もう少し続くから、付き合ってくださったら嬉しいわ。

では、アデュー♪

 

 

 

アラフォー、移住する(オプション:無職) ②

どうも、ヒモすこです。

本日は前回記事の続きです。

では、いってみましょー♪

 

 

ものすごい勢いで妄想し、最悪の事態と結果を想像したわたくし。

実際にわたくしを目の前にして下を向いて言葉を発しないPちゃん。

わたくしから切り出すべきかなと思い始めた頃、ついにPちゃんが口を開きました。

 

 

「ひもちゃん、俺今年度いっぱいで今の仕事辞めて、地元に帰らないといけなくなった」

「…地元?」

(あくまでわたくしの脳内にいた)あの女と?と聞きそうになりましたが我慢我慢。

「なぜこんな急に?」

「どうも母親の具合があまり良くないみたいで、連絡したらすぐ行ける距離にいてほしいって言われてしまって…」

「次男であるあなたが行くことになったのはなぜ?」

そう、Pちゃんは何を隠そうお兄様がいらっしゃるのです。

「兄貴は、今いる土地で家族を作って、仕事もあって、生活基盤が出来上がってしまっているから俺に矛先が向いたんだと思う」

仕事だったらあなただってあるじゃない、と言いかけたけど言えませんでした。

激務で週1回休みがあればいい方みたいな生活してて、そりゃ親御さんも心配されるわよね。

なんなら本人だって(これは邪推かもしれないけれど)今回の話は渡りに船かもしれない。

「もう、帰省再就職はほぼ確定なのね?」

「うん…」

色々話が急展開すぎて頭が働かないわたくし(この時点で既に深夜2時近く)。

ただ、これだけは聞いておかないといけないわ。

「一人で、帰るの?」

Pちゃんをじっと見て尋ねます。

別の女と?それとも一人?

あら?

いや、その前にわたくしたちってこれからどうなるのかしら…?

「それがこの話のメインなんだけど…一緒に来てほしいですうううううう」

あ、そっちですか???????

正直、Pちゃんが地元に帰るって言い出した途端わたくしの頭の中は『別れる』か『遠距離恋愛するけど無理になって別れる』の2択しかなかったのです。

いずれにせよ、結果別れることになるなら1択とも言えるかしら。

とりあえずその場では「少し考えさせて」という常套句で就寝に漕ぎ着けました。

 

 

次の日調べたら1,000㎞も離れてるじゃないですか。

しかも仕事だって、10年続けて来年度は正社員っていう話になってましたもの。※当時は契約社員

一緒に行ったらそもそも仕事だって易々と見つからないような場所だって散々聞いていましたから、やっぱり不安はありました。

それに、Pちゃんはオススメしてくれましたが、そのままヒモになるというのも現実的ではないのです。

ヒモになるならなるで身綺麗にしておかないといけない部分もありますからね。

…いや、まあそれはいいとして。

正直一番悩んだのは実家のことでした。

わたくしの両親、既に父は20年以上前に他界しており、妹もとっくに嫁に行き、今は母ひとり。

母本人も当時としては遅い結婚・出産だったため、もう70を過ぎています。

去年は肩の骨折なんていう恐ろしい事件も起こしましたし、正直残して関東を去るのは心配しかありませんでした。

ちなみにこの話があがったのが11月半ばあたり。

少し考えるとは言ったものの、年度末までは5ヶ月を切っていました。

もちろんそんなギリギリまで考えていられないこともわかっています。

とりあえずわたくしは、毎週金曜に帰宅している実家で母に相談することにいたしました。

 

 

あ、もちろん別の女ができたとかでありませんでしたわ。

Pちゃんにわたくしの妄想についてお伝えしたら、お腹を抱えて笑っていました。

妄想力って人を笑顔にさせるのね。

お勉強になりました。

 

 

*****

 

 

今回も長くなってきたので続きは次回にまわしますわね。

懲りずに読んでくださったら嬉しいわ。

では、アデュー♪

 

 

アラフォー、移住する(オプション:無職) ①

先日スーパーに行く際、向かいから歩いてきた小学生の女の子が笑顔で、でも少し控えめに「こんにちは」って挨拶してくださったんです。

やばくないですか?嬉しくないですか?

ときめきませんか???

わたくしはときめきが先走りすぎてモゴモゴしましたとも。

怪しいBBAでごめんなさいね、あの時の少女。

 

 

どうも、ヒモすこです。

 

 

本日はわたくしの移住についてです。

東京ではない、まあまあ田舎の関東で生まれ育ち年取ったわたくし。

結婚願望というモノもなく、このままいかず後家として姪っ子たちを愛でていこうと思っていました。

母も一定の年齢過ぎたら諦めたようでしたし、彼氏のPちゃんと穏やかに暮らしていこうってね。

そんなわたくしに降って湧いたのが「俺の田舎についてきてほしい」という例のアレですよ。ドラマとかで見るやつ。

ちょっとここに書き殴ろうかと思いますので、読んでやって欲しいのです。

 

 

わたくしとPちゃんがお付き合いを始めて2年ちょっと経った頃でした。

『今日上司とご飯食べて帰るので夕飯いらないです』というとても珍しいLINEが来たんです。

職種的にそもそも終わるのが遅い我々は、飲んで帰るとかご飯食べて帰るなんてなるとほぼ終電確定コース。

朝が遅いとはいえ、やはり直帰がスタンダードだったのです。

そんなPちゃんが上司とご飯?え、普通に怪しいんだけど。何?浮気?

落ち着かなくて洗濯物干し終わった後も部屋中ウロウロしてひたすら帰りを待っていました。

そして日付が変わり、そろそろ電車終わったよなって思っていたところにPちゃん帰宅。

ちょっとお酒の臭いをさせた彼は首が直角になるくらいクッタリして帰って来ました。

「おかえりなさい。…え、大丈夫?」

「うん。あの、ひもちゃん、ちょっとお話があります」

 

 

〜妄想スタート〜

「Pさん、私…できたかもしれません」

「できたって、もしかしてこども?」

お腹に手を添えて小さく頷く若い女

「わかってるんです、Pさんに彼女がいるって。それなのに声をかけたのは私だし、こんなこと伝えるべきじゃ無いのもわかってるんですけど、どうしても…抑えられなくて…」

「そんなに伝えたかったってこと?」

「いえ、Pさんを好きな気持ちを抑えられなかったんです」

「○○さん…」

「無理を承知でお願いします。Pさん、私と結婚してください」

「ありがとう。でもごめん。今すぐに結論は出せない」

「そう、ですよね」

「今夜、これから彼女と話をしてくるよ。だから待っててほしい。もう遅いから明日の朝連絡するよ」

「どんなに遅くなってもいいから、お願いだからお話が終わったらすぐ連絡ください」

そっとPちゃんのスーツの裾を掴む○○さん。

そしてそこにふわっと手を添えるPちゃん。

「わかった。彼女を説得して必ず連絡するから待ってて」

「はい」

潤んだ瞳で見つめる○○さん。

抱き合う二人。

〜妄想終了〜

 

 

「わかりました。うかがいましょう」

もうどんな話されても意地でも泣かないっていう決意だけして、Pちゃんの目の前に座りました。

 

*****

 

長くなったからここからは次回にしますわね。

どんな修羅場がくるのかお楽しみに待ってくださったら嬉しいわ。

では、アデュー♪

 

 

はじめまして

まずは自己紹介をしていきたいと思います。

 

わたくしはヒモすこ。

昭和生まれのアラフォー女です。

この春から移住してきました。

 

関東で生まれ、関東で育ち、関東で働いてきたわたくしにとって、1,000kmもかけて移住してきたこの地は…実はそんなに変わりません。

期待していたほど方言にまみれることもないし、我が家はテレビがないからローカル番組も見たりしないので実感がないのです。

とくに今はニートの引きこもり状態だしね。

こっちに来てからもう1ヶ月経ったんだけど、未だに公共交通機関使ってないんですよ。

なんなら最寄駅の場所すら把握していないです。

うん、改めて文字におこしてみるとまあまあやばいですね。

とりあえず今のところこんな日々を送っています。

 

将来の夢はヒモの美魔女(今はニートのデブスです)。

趣味は

・セルフネイル(ジェルネイルがメインです)

・編み物(簡単な小物くらいしか編めないですが好きです)

・格ゲー(今は見る専だけどそろそろ開始の予定)

プラ板

・ダイエット(結果はそのうち出るといいね)

メイク動画を見ること

・姪っ子たちを堪能すること

スマホゲーム(ちまちまやるやつが非常に好き)

です。

好きな異性のタイプはジェイソン・ステイサム

好きな同性のタイプは戸田恵梨香ちゃんと篠崎愛ちゃん。

異性の特に気にする部位はお尻です。

 

それから、移住先のこの地で一緒に住んでいるのは彼氏のPちゃんです。

少し年下で、野球と格ゲーが大好きな可愛いちゃんです。

ジェイソン・ステイサムとは系統が違うことは強調しておきたいです。

前職で同じ会社に勤めていて、この春まではよく一緒に通勤していました。

そう、何を隠そう今回の移住はPちゃんのUターン転職に着いてきた感じなのです。

当時すでに魑魅魍魎レベルのお局と化していたわたくしと付き合うなんて変わった子だなあと思っていましたが、Uターンに連れてくっていうのはもう正気の沙汰ではないと少々心配したくらいのいい男です。

Pちゃんのことも今後色々書いていきたいと思います。

 

とりあえず今回は初回なのでこのくらいにしておきます。

今後色々わたくしの恥部を晒していこうと思っておりますので、読んでいただけたら嬉しいです。

 

では、アデュー♪