アラフォー、移住する(オプション:無職) ②
どうも、ヒモすこです。
本日は前回記事の続きです。
では、いってみましょー♪
ものすごい勢いで妄想し、最悪の事態と結果を想像したわたくし。
実際にわたくしを目の前にして下を向いて言葉を発しないPちゃん。
わたくしから切り出すべきかなと思い始めた頃、ついにPちゃんが口を開きました。
「ひもちゃん、俺今年度いっぱいで今の仕事辞めて、地元に帰らないといけなくなった」
「…地元?」
(あくまでわたくしの脳内にいた)あの女と?と聞きそうになりましたが我慢我慢。
「なぜこんな急に?」
「どうも母親の具合があまり良くないみたいで、連絡したらすぐ行ける距離にいてほしいって言われてしまって…」
「次男であるあなたが行くことになったのはなぜ?」
そう、Pちゃんは何を隠そうお兄様がいらっしゃるのです。
「兄貴は、今いる土地で家族を作って、仕事もあって、生活基盤が出来上がってしまっているから俺に矛先が向いたんだと思う」
仕事だったらあなただってあるじゃない、と言いかけたけど言えませんでした。
激務で週1回休みがあればいい方みたいな生活してて、そりゃ親御さんも心配されるわよね。
なんなら本人だって(これは邪推かもしれないけれど)今回の話は渡りに船かもしれない。
「もう、帰省再就職はほぼ確定なのね?」
「うん…」
色々話が急展開すぎて頭が働かないわたくし(この時点で既に深夜2時近く)。
ただ、これだけは聞いておかないといけないわ。
「一人で、帰るの?」
Pちゃんをじっと見て尋ねます。
別の女と?それとも一人?
あら?
いや、その前にわたくしたちってこれからどうなるのかしら…?
「それがこの話のメインなんだけど…一緒に来てほしいですうううううう」
あ、そっちですか???????
正直、Pちゃんが地元に帰るって言い出した途端わたくしの頭の中は『別れる』か『遠距離恋愛するけど無理になって別れる』の2択しかなかったのです。
いずれにせよ、結果別れることになるなら1択とも言えるかしら。
とりあえずその場では「少し考えさせて」という常套句で就寝に漕ぎ着けました。
次の日調べたら1,000㎞も離れてるじゃないですか。
しかも仕事だって、10年続けて来年度は正社員っていう話になってましたもの。※当時は契約社員
一緒に行ったらそもそも仕事だって易々と見つからないような場所だって散々聞いていましたから、やっぱり不安はありました。
それに、Pちゃんはオススメしてくれましたが、そのままヒモになるというのも現実的ではないのです。
ヒモになるならなるで身綺麗にしておかないといけない部分もありますからね。
…いや、まあそれはいいとして。
正直一番悩んだのは実家のことでした。
わたくしの両親、既に父は20年以上前に他界しており、妹もとっくに嫁に行き、今は母ひとり。
母本人も当時としては遅い結婚・出産だったため、もう70を過ぎています。
去年は肩の骨折なんていう恐ろしい事件も起こしましたし、正直残して関東を去るのは心配しかありませんでした。
ちなみにこの話があがったのが11月半ばあたり。
少し考えるとは言ったものの、年度末までは5ヶ月を切っていました。
もちろんそんなギリギリまで考えていられないこともわかっています。
とりあえずわたくしは、毎週金曜に帰宅している実家で母に相談することにいたしました。
あ、もちろん別の女ができたとかでありませんでしたわ。
Pちゃんにわたくしの妄想についてお伝えしたら、お腹を抱えて笑っていました。
妄想力って人を笑顔にさせるのね。
お勉強になりました。
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今回も長くなってきたので続きは次回にまわしますわね。
懲りずに読んでくださったら嬉しいわ。
では、アデュー♪